毎日、当たり前のようにしていること。それなのに、歩き方をきちんと教わった記憶がある方は、そう多くないのではないでしょうか。走り方や泳ぎ方は授業で習っても、歩き方は習わないまま大人になります。
歩き方は、いつのまにか決まっている
わたしたちの歩き方は、履いてきた靴、通ってきた道、いつも持つ荷物の重さなど、たくさんの積み重ねでできています。誰かに習ったわけではないのに、いつのまにか自分の型になっている。だから「正しく歩きましょう」と言われても、何をどう変えればいいのか、とっさには分かりません。
歩くことは、ただの移動ではない。自分の意思で、前へ進むという行為だ。
— Pitsole ブランドストーリーより
輪郭をつかむ、3つの目安
完璧なかたちを目指す必要はありません。まずは、ざっくりとした輪郭をつかむところから始めます。
目線は、少し遠くへ
足元を見ながら歩くと、自然と背中が丸まります。10メートルほど先を見るつもりでいると、あごが引けて、視界も広がります。
体重は、かかとからつま先へ
かかとで着いて、足の裏の外側を通り、親指の付け根で抜ける。この流れが途中で止まると、歩幅は小さくなりがちです。
腕は、前に振るより後ろに引く
前に振ろうとするよりも、後ろに引くことを意識するほうが、上半身が起きやすくなります。荷物は片側に寄せず、ときどき持ち替えます。
意識し続けることの、むずかしさ
とはいえ、通勤中も買い物中も、ずっと歩き方を考えているのは現実的ではありません。信号を渡り、スマートフォンを確認したら、数分で忘れてしまう。それが普通です。
だからこそ、意識を頭のなかだけで保とうとせず、思い出すきっかけが足元にあるといい。そう考えて生まれたのがPitsoleです。土踏まずのアーチを支える立体構造と、重心バランスを整える設計。足の裏に伝わる感覚が変わることで、自分の歩き方に意識が向きやすくなります。
今日の一歩を、知ることから
正しさを競う必要はありません。まずは、自分の一歩を知ること。今日から試せることを、いくつか挙げてみます。
- 靴底の減り方を、左右で見比べてみる
- ショーウィンドウに映った自分の姿を、1回だけ確かめる
- 階段では、手すりに頼らず一段ずつ上がってみる
- 帰り道の最後の5分だけ、目線を遠くに置いてみる
どれも、道具も時間も要りません。歩く時間は、1日のなかにもともとあるものです。そこに少しだけ意識が向くようになると、いつもの道が、自分と向き合う時間に変わっていきます。